LSDの大切さ（中長距離向け）
teamrugos1. LSDトレーニングとは？
LSD、一見すると心理活性物質の名前に似ていますが、ランニング界では「Long Slow Distance（ロング・スロー・ディスタンス）」の略として使われます。
これは、長い距離をゆっくりとしたペースで走るトレーニング法を指します。
特に中高生の間で、基礎体力やランニング技術の向上のための手法として注目されていま
す。
2. LSDのメリット
LSDトレーニングは、以下のような多くのメリットを持っています。
- 心肺機能の向上 : 毎週行うことで、平均的な心拍数が下がり、ランニング時の
呼吸が楽になることが確認されています。 - 筋肉耐久力の強化: 月に1回のペースで行うだけでも、走行距離が20%以上伸び
ることが一部の中学校、高校の陸上部で報告されています。 - 運動後の疲労軽減: LSDトレーニングは、急激なペース変動が少ないため、疲労
が溜まりにくい。
特に試合前の練習として採用されることが多いです。
3. 実践方法: 中高生向けのLSDトレーニングのコツ
- ペースの設定: 最初はジョギング程度のゆっくりとしたペースから始める。
心拍数モニターを使用して、適切な心拍数をキープすることを
おすすめします。 - 距離の設定: 初めは5km程度からスタートし、週ごとに1kmずつ距離を伸ばして
いくのが良いでしょう。 - シューズの選び方: 長距離を走るので、足にフィットするランニングシューズを
選ぶことが重要です。
4. 数字で見るLSDの効果
- 心拍数: LSDトレーニングを継続することで、平均的な心拍数は約5%下がる
ことが報告されています。 - 走行距離: 定期的なLSDトレーニングを実践する中高生は、平均で走行距離が
25%伸びるというデータがあります。 - 疲労回復速度: LSDトレーニングを取り入れた中高生は、普段の練習後の疲労
回復速度が約15%向上したとの報告が複数存在します。
5. 最後に
LSDトレーニングは、中高生のランニング技術や基礎体力を向上させるための有効な手法です。
適切なペースと距離設定で、持続的なトレーニングを行うことで、心肺機能や筋肉耐久力の向上を実感することができます。
そして、これらの効果は具体的な数字でも確認できます。中高生の皆さんもLSDトレーニングを取り入れ、ランニングの新しい世界を体験してみてください。
