速く走るための腕ふりの重要
速く走るためには、脚力だけでなく、上半身の使い方も重要です。その中でも、腕ふりは速く走るためには必要不可欠な要素です。
適切な腕ふりのテクニックを身につけることで、走る速度やパフォーマンスを向上させることができます。この記事では、効果的な腕ふりのための『ポイント』と『トレーニング法』について解説します。
最後まで読んで是非、試してください。
1. 手のひらはしっかりと開くする
腕ふりの効果を最大限に引き出すためには、手のひらは開きましょう。
理由は簡単です強く手を握りグーの状態では肩に力が入り、上半身全体の動きが硬くなります。
手のひらは開いて上半身はリラックスした状態を心がけましょう。
ただし、中・長距離は軽く手を閉じるくらいが理想とされますが、力んでしまうと上半身が硬くなり疲労がたまりやすくなるので、自然な力加減で握るようにしましょう。
2. 腕を90度に曲げる
腕ふりの際、腕はを90度に曲げることが大切です。
腕を完全に伸ばしてしまうと、肩を中心として手のひらが一番遠くなり早く振ることは大変難しいです。
肩からの距離が長いより短い方が腕ふりは小さく振れるので早く動かすことが出来るのです。
一方、腕を曲げ過ぎると、肩に力が入りエネルギーのロスにつながります。90度に曲げた状態を保ちながら、早く腕を振るように心がけましょう。
また、中長距離も肘の角度は同じですが短距離ほど大きく振る必要はありません。
中長距離に於いてはリード・タクトなど走るリズムの先行動作と位置付ける考えが良いと思います。
長い距離を走るため、出来る限りエネルギーロスを小さくした動きが大切です。
3. 腕を体と逆の動きで振る
腕ふりの動作は脚の動きと連動しています。
効果的な腕ふりのためには、脚を前に出すと同時に、反対の肘を後ろに引くような動きを意識しましょう。
このようにすることで、より力強い走りが実現できます。腕の振り幅は大きくする必要はありませんが、素早いリズムを取ることが重要です。
4. バランスを保つ
腕ふりの際には、バランスを保つことも大切です。
体が左右に揺れると、効率的な走りにはなりません。
腕を振る際には、体の中心から大きく外れないように注意しましょう。
また、腕の振り幅が大きすぎるとバランスを崩すこともあるので、適度な振り幅を心がけましょう。
5. 腕ふりのトレーニング法
腕ふりの効果的なトレーニングは以下の通りです。
1.立った状態
2.中腰の状態
3.スタートの態勢に近い状態
速く腕を振ることにより体の捻じれや上下に動きます。
それを抑えるためにも体幹トレーニングなどで上半身を強化し腕を振ってもブレない上半身が必要です。
さらに腕ふりのトレーニングはランニング中だけでなく、日常の生活でも行うことができます。
例えば、ウォーミングアップ(ドリル)や動的ストレッチの際に腕を振る動作を意識することで、腕ふりの感覚を養うことができます。
その際は脚との動き合わせも同時に行うと良いでしょう!
また、腕ふり専用のエクササイズやドライバイエクササイズなどもありますので運動不足解消やダイエットに取り入れると効果的だと考えます。
6. 継続的な練習が重要
効果的な腕ふりを身につけるには、継続的な練習が欠かせません。
最初は慣れない動作かもしれませんが、徐々に慣れてきます。
定期的に練習を行い、腕ふりのテクニックを身につけるようにしましょう。その際は動画で腕ふりの見返しや教室のコーチ・仲間と腕ふりの評価をしても面白いと思います。
腕ふり競争など練習の中に取り入れても良いかと考えます。
最終的には走りのパフォーマンス向上につながること間違いありませんので足の練習だけではなく、腕ふりにも注目して練習してみましょう!
7.最後にまとめ
腕ふりは速く走るために脚の先行動作やリズムとりに不可欠な要素です。
手のひらの開き方や腕の角度、振り方、速さ、バランスの保ち方など、効果的な腕ふりのポイントを意識しながら練習することが重要です。
また、日常生活でも腕ふりのトレーニングを取り入れることで、より効果を高めることができます。
継続的な練習によって腕ふりのテクニックを身につけ、速く走るためのパフォーマンス向上を目指しましょう。